Ubuntu デスクトップを Raspberry Pi 4B 、 Pi400 にインストールする¶
事前準備¶
Raspberry Pi 4B の 4GB または 8GB モデル あるいは Raspberry Pi 400
Raspberry Pi 4B 対応のケース
USB 電源アダプター 5V/3A USB Type C
16GB 以上の microSD カード
HDMI 接続可能なモニタまたは TV と HDMIケーブル
USB 接続のキーボード(Pi400は不要)とマウス
警告
Raspberry Pi 4B と Raspberry Pi 400 の HDMI 接続端子は mini HDMI です。100円ショップなどの変換アダプタを使って接続しても良いです。 Raspberry Pi 400 は、2021年7月13日に技術基準適合証明(技適)の工事設計認証が完了し、7月29日から 日本語キーボード版 が発売されています。 技術基準適合証明(技適)番号020-210106 の形式又は名称は「Raspberry Pi 400」となっているので、英語配列キーボード版も発売されると良いなぁ(切望)。
注釈
Raspberry Pi にはオンオフSW が付いていません。SW付きの Raspberry Pi 4B 対応の電源アダプターを用意しました。
注釈
日本向け製品では無い 64GB の microSD カードを利用しています。説明文に日本語が無いだけで、同等のモノがとても安く入手できます。
持ち運び用に MISEDI 13.3インチ 4K(UHD) を準備しました。モニター自体の性能は申し分無いのですが、標準設定だと、相対的に文字が小さく、読むの厳しいかな。家で 32インチ 4K に接続している場合は、全く問題ないです。
マウスは logicool M187 のブライトレッドを接続しています。公式ケースの赤と相性が良いです。ワイヤレス接続ですが、ドライバーなど必要無く、付属のレシーバーをUSBポートに差し込めばすぐに使えます。
注釈
有線LAN接続する場合は、LANケーブル(Gigabit Ethernet を使う場合は Category 6 以上)
警告
Raspberry Pi 3B+ と Ubuntu Mate と Bluetooth マウスの組み合わせは、起動したけど使いもにならず、でした。
Ubuntu desktop for Pi4 の準備¶
Ubuntu Desktop Raspberry Pi から Raspberry Pi 用 Desktop (64-bit) のインストールイメージをダウンロードします。
注釈
Raspberry Pi 4 Model B の 4GB または 8GB モデル、Pi400 または CM4 (Compute Module 4) で稼働できます。
ダウンロードしたファイル(ISOイメージ)は balenaEtcher を利用して microSD に Flash します。
注釈
macOS では Homebrew を利用して brew install balenaetcher
でインストールできます。
初回起動¶
microSD の挿入
前のステップで用意した microSD を Raspberry Pi に挿入する
ケーブル接続
HDMI ケーブルを Raspberry Pi (micro HDMI)とモニターに接続する
USB キーボードとマウスを Raspberry Pi に接続する
電源アダプターを Raspberry Pi (Type-C) に接続する
有線LAN接続する場合は、LANケーブルを接続する
ケーブル接続を確認
電源アダプターをコンセントに挿す
セットアッププログラムが起動する
ログインユーザの設定
言語設定: 英語を選択
Wi-Fi ネットワークの設定
タイムゾーンの設定
待つ
ログインプロンプトが表示されるまで待つ
で設定したパスワードを入力すると Ubuntu デスクトップが表示されます
更新とアップグレード¶
Show Applications (左下の9点のアイコン) の2ページの Utilities の2ページの Terminal をクリックし起動します。
まず、パッケージリストを次のコマンドを入力し更新します。キーボードで sudo apt update と入力し、最後に [Enterキー] を入力します。
sudo apt update
リストの更新が完了し、プロンプトが表示されたら、アップグレードをおこないます。
sudo apt upgrade
アップグレードされるアプリケーションやライブラリなどのリストとダウンロードの合計サイズが表示され、
Do you want to continue? [Y/n]
と表示されるので、y を入力します。更新されたパッケージをダウンロードし、その後にアップグレードが行われます。
警告
インストール直後のアップグレードなので、リスタートします。 右上の電源ボタンをクリックし Power Off/Logout から Restart... を選択します。
注釈
更新とアップグレードは、頻繁に実施することをお勧めします。不具合解消とセキュリティアップデートが実施できます。